ユニバーサルデザイン

車止めのユニバーサルデザイン化

歩行者が車道へ出てしまうのを防ぐ柱状の車止めは、ときに危険から守る役割から外れて、逆に危険を招いてしまうケースがあります。

柱状車止めの役割とリスク

柱状の車止めをボラードと言いますが、このボラードの役割は歩行者が不用意に車道へ出てしまうのを防ぐ重要な役割を果たしています。しかし、リスクもあります。夜間にボラードが見えずふつかってしまうこともありますし、高齢者や障害者にとってはボラードを認識できない、認識が遅れて避けるなどの行動をとれず、ボラードに当たってしまって非常に危険な場合があります。重要性もありますが、危険性もあるものです。

ユニバーサルデザイン化

従来のものだと認識できにくいという点が問題点でした。そこで開発されたのが、ボラード自体がもともと点灯、点滅しているという改良が加えられました。さらに、歩行者が近づくと色が変わり、点滅が高速になるという工夫もされています。

ユニバーサルデザインの観点から優れている

人が近づいてきてはじめて点灯したり、点滅したりしては、驚く人もいて逆に危険です。もともと点灯、点滅していて、人が近づいてきたら色が変わったり、点滅が高速になったりする点が、人の認知能力、認知特性をふまえているので、ユニバーサルデザインの観点から
優れているといえます。