高校で介護を学ぶ
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高校で介護を学ぶ

兵庫県では県立高校で介護を学ぶ授業がスタートしています。高齢者の介護について学ぶ独自の教材を作り、書き込み式の教材で学ぶことができます。

高校で介護を学ぶ背景

全国的にそうですが、兵庫県も将来高齢化社会が急速にすすむなか、深刻な介護職員の人材不足の問題を抱えることになることを発表しました。そしてその危機感から、県独自の教材を作ることで、高校の授業で介護の仕事に興味を持ってもらうことを狙い、1人でも多くの生徒が介護職員への道へと進んで、将来の人材不足の解消を実現したいと考えています。

授業の内容

社会問題になっている介護離職について学び、家族を介護するという身近なテーマも盛り込んだ教材になっています。また高齢者の心と体の変化について学んだり、介護サービスの種類についても学んだりして、家族の介護が必要になったとき、自分自身はどう選択することが本人にとっても家族にとってもよい結果をもたらすのかを自分自身に置き換えて介護にどう取り組むかを考えさせる授業になっています。

介護職の必要性を認識させる

自ら考えさせることで、今も将来も介護職が必要であることを認識させます。他人事ではなく、自分自身の問題として捉えることによって、高齢化社会がどんどんと進み、介護職員の確保がいかに大事なことかを学びます。